・コスプレ
ハロウィンの繁華街でコスプレして騒ぐ若者は叩くくせにオプション代を払ってまでコスプレさせようとしてくるのがリフレ客です。
店や客やホテルの用意した、もしくは自前の衣装に身を包まなくてもリフレ嬢はいつでも客にとって「理想の彼女」のコスプレをしているのにこれ以上装飾を重ねてどうしようというのでしょうか?結局脱がせようとするしね。
リフレ嬢にパジャマを持ってきてもらって、自分もパジャマを着てパジャマパーティを開く客もいるとかいないとか…
近年の青年向け週刊誌等を見ると表紙や巻頭、巻中、巻末のグラビアに掲載されるコスプレイヤーも増えてきています。
個人的な意見として、コスプレをしてもらうか、してもらわないかが推しと興味ない子の境目かなとも思います。
好きな相手が様々な衣装に身を包む姿はいくらでも見たくなりますが、そうでもない相手についてはわざわざ着替えてもらおうと思わないですし、仮にスタイルがよくても脱がせる方向に思考がいきます。
コスプレを目的としたコースがシステムとして存在する店や、コスプレ及びし放題以外にオプションの少ない店舗型では話も違ってきますが、それ以外の派遣型リフレにてコスプレを依頼されるということは特別な相手(もしくはその予備軍)として選ばれたということかもしれません。
・アイドル
ブルースとロックが親子関係、レゲエとヒップホップが兄弟関係だとすれば、アイドルとリフレは姉妹関係と言えるくらいアイドル文化とリフレ文化は密接に繋がっています。
アイドルの副業だったり、アイドル現場に通うためにリフレ勤務したり、客もアイドルオタクが地上→地下→リフレというルートを辿って客になっていたりとその関係性は多岐に渡ります。
アイドルに求められる役割は時代とともに変遷しており、「会いに行けるアイドル」という雑な括りは実はいくつかのパターンに分類されます。
パターン1
地上アイドル:知名度や資本が強く、メディアでの活動をメインとしている。チケットの当選倍率や接触イベントが秒で終わることから「会いに行ける」というのは方便であり、アイドルではなく芸能人と捉えるのが適切。
パターン2
ライブアイドル:その名の通りライブをメインとした活動をしているアイドル。具体的な定義はないが、アイドルフェスやワンマンライブにてある程度の集客が見込めるグループ、個人のことをここでは示している。ライブや音源に重点を置きつつも特典会等でしっかりと接触ができるためアイドルとしては一番バランスがとれている。
パターン3
地下アイドル:活動内容はパターン2と大差ないが、知名度や集客が少ない。実態としてはインフルエンサー一歩手前の自撮り界隈や顔のいい女オタ、運営母体が一緒のコンカフェ嬢などの寄せ集めであることが多く、オタクとの距離の近さから繋がり等のトラブルも多い。
オタクの辿る経路としては1→2→3となり、知名度の問題上逆のルートは基本的にありえない。
「もっとたくさん美少女と触れ合いたい」という欲望から鼻の利くオタクはリフレワールドに辿り着きます。
前述したパターン3などは素人以上アイドル未満とも言えるため、リフレ嬢と生態としては近いものがあります。
グループを卒業したアイドルがしれっと別グループで復活していたりするのはとてもリフレ感があると思いませんか?
つまりパターン2やパターン3のオタクにとってリフレ嬢はオタクとしての経験や培った思想を活かせる相手であるのです。
この点が風俗とリフレの大きな違いであり、アイドルとリフレの親和性の高さの証明でもあります。
・疑似恋愛
最後に一般人を好きになったり、一般人と付き合ったのがいつだったかもはや思い出せない。
アイドルだったりこういう世界で出会う相手しか安心して好きになれない。
それはもちろん傷つきたくないという気持ちがないと言ったら嘘になる(そのわりに傷つくことがないわけではない)けど、自分にとっての理想の相手を常に探し続けたいからに他ならない。たとえ手に入らなくても。
自分の現実的な交友範囲の中だけでパートナーを選ぶのは「井の中の蛙大海を知らず」にしか思えないのです。
早々と身を固めるのは田舎のヤンキーだけでいいんですよ。
ここで妥協するくらいならずっと一人で生きていきたい。
疑似恋愛を続けていくには相手に嫌われないことが大前提となります。
現実の恋愛であればマイナスがプラスに転ずることもあり、それがテクニックとして使われることもありますが、疑似恋愛においてはマイナスの発生はこのゲームからの退場に直結しかねません。
現実世界で普通に女の子と付き合えるのにこの世界ではうまくいかない人は現実の恋愛と疑似恋愛に同じノウハウを使っているケースが多いのではないでしょうか。
幸せに疑似恋愛を続けていくためにはその世界で定められたルールに従うことが実は全てだったりします。
ルールの範疇外に誘おうとするアウトローが多いおかげでルールを守っているだけで良い思いをできる矛盾がこの世界にはあります。