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風来のタケのシレン~『佐倉なの』の全部のひとかけら

ひょんなことからJKMAXの扉を叩き、気がついたらいたずらに幻影ばかりを追い続けてきました。

リフレと言う世界は空想を粋に楽しむモノだと思います。
なぜ、空想の世界で、まだ見ぬ人に想いを募らせるのか?
おっさんが書き綴って来た物語の終着点が訪れたのです。

■SAKURA ROAD 最終章■
『佐倉なの』の全部のひとかけら

こんばんは。風来のたけです。

人は妄想をする生き物です。
妄想は時として脳内を超えてリアルな人の心を侵食していきます。

初めて恋をした時。
いろいろなことに手がつかず、気がつくとその人ばかりを思い出してしまった。そんな淡い思い出。

そんな心の期待、葛藤を時系列に辿りながらリアルな実況を交えて今回は文字をしたためてみました。

--誰もが通る道

皆さん、JKMAXを選ばれる際に必ずと言っていいほど、ブログやTwitterを読まれると思います。

ワタシも例に漏れず、クワタさん、さくたろうさんの術中にハマり『佐倉なの』と言う生ける伝説に興味を持ちました。

沢山の記事を読んで思ったこと。

☆人間性☆
優しそう(Twitterのやりとり)
責任感ありそう(台風の一件やシフト)
頭の回転速そう(ブログ記事なと)
会話の引き出し多そう(Twitter呟き)
オタク属性っぽい(100の質問)
マニアック(好きなアニメとか)

☆外見☆
笑顔がカワイイ(妄想)
性的魅力抜群(宣伝Twitter)
隠れたナイスばでぃ(宣伝Twitter)

しかし、外見だけでは絶対に伝説にならない。

この足りないピースをはめ込むためになんとしても予約取りたい!!
その思いは強くなり・・

そして、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、12月いっぱいかけて追いかけましたが予約は取れず、

それでも諦めず、
ゴールド会員となった1月についに予約を取ることができたのです。

--終着駅の物語

あまりにも長い間、おっさんの心に言葉として居続けた幻影は、ある種の恐怖としてその日にやって来ました。

"胃が痛い"

ドキドキしながら待つその時。体調は最悪です。
こんなに緊張するのはいつ以来だろう。

--ぴんぽーん--

"こ、こんばんは"

「こんばんは。佐倉なのです」

俯き加減の彼女。

20秒、、 いや5秒だったかもしれない
パッとこちらを向き、
じーっと瞳の奥をみつめられて

《にこっ》

「あー! 緊張した」

その一言と共に
《満面の笑み》に切り替わり、
心に爽やかな風が吹き込んでくる。

「もー、あんなに書かれた人に会うなんて緊張するよー」

とちょっとふくれっ面。

ころころ変わる表情に全ての神経が集中していて、気がついたら会う前に痛かった胃の痛みがなくなっている。

あーそうか。
この日の、この時のために今までの時間はあったんだ!

「でも、会えるのを本当に楽しみにしていたんだよ!」

文字を書くためのたわいもない話という名の情報交換で始まるいつものルーチンは、すっかり頭の中から消え失せて、営業トークで使われるであろう言葉にも、今日のこの出会いが運命ではないのかと錯覚する。

"なんだろう。 本当に実在したんだ"

そう呟いたオレに

「お化けなんかじゃないよー」

今度は笑い転げながら、こちらの目の奥を確かめに来る。

最も悪く例えると、【普通】

普通の少女
普通の会話

なのに、その見た目、声、会話、瞬きまで目が離せないのはもはやメデューサに見つめられた蛙のような始末

《ポンポン》
ベットの裾を軽く叩き

「座って話そうよっ」

と導いてくれる彼女は、これから飲み込まれるであろう未来を暗示するとともに、この物語の終焉を意味するのだった。

--最強の普通

☆化粧はナチュラル、キラキラの華やかさはありません

なのに、目を捕らえて離さない

☆華やかさとは無縁の素朴な手

なのに、繋いだ瞬間その手から伝わる温かさと心地よさ

☆会話を積極的にリードすることはありません

なのに、呼吸に合わせて会話が繰り出されて、息をするように言葉が紡がれる

素の自分でいることはとても大変で、〈キレイになりたい〉、〈認められたい〉と誰しもが思います。

でも外見で作られた作りものの自分は、すぐにメッキが剥がれてきてしまいます。

彼女の凄いところは、表面上のメッキを必要としない懐の広さと引き出しの多さ。(もちろん言うまでもない外見の魅力)

おそらく全ての引き出しをこじ開けて理解するのは不可能と思われる〔理不尽さ〕が最も大きな魅力なのではないでしょうか。

でも、それでいて
【隣にいつもいるよね】
と言う錯覚をしてしまう普通。

現実の世界でそのつながりを作ってしまった今。

会いたいと思う気持ちが現実に溢れ出てしまうことで、普段の生活が平穏でいられなくなってしまう人が沢山出てしまうであろう。

【ここは空想の世界】
そう言い聞かせることは『佐倉なの』を体験する全ての人が行わなければいけない儀式。

そんな儀式の一員になれたことを誇りにおもう。

幾重にも重なり創り出された奇跡の普通

あっ
そうか。
オレ、、、普通が欲しかったんだ・・・

ありがとう

『佐倉なの』
会えないと思うことで、
時が正しく刻み続ける

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