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地下アイドルひかるちゃんがグラビアの仕事を断る理由

編集注:この記事は2020年4月にひなのさん(当時の源氏名はひかるさん)が書いてくれました。緊急事態宣言の自粛中、ステイホームが叫ばれていたあの時期です。「コロナで家から出れなくて大変だから記事を書いてくれたら文字数×10円でラインペイ送ります」と当時在籍していた各キャストに伝えた結果、最も気合いの入った記事を書いてくれたのがTwitterを全く更新しないひかるさんでした。

初めまして。ひかるです。

私は地下アイドルをしていますが、地下アイドルなんて99%は普通の女の子と何も変わりません。

リフレのアルバイトと同じで、勇気を出して飛び込んでしまえば、地下アイドルという肩書は誰にでも手に入ります。

「石を投げればアイドルに当たる」なんて言葉も聞いたことありますが、まさにその通りで、特に東京の繁華街にでかければ、1日に20名くらいはアイドルとすれ違っているのではないでしょうか。

今、池袋東口の駅前にあるマクドナルドでこの記事を書かせて頂いていますが、右側に座っている女の子はアイドルかもしれません。と思わせておいて、カウンターに並んでいるあの子がアイドルかもしれません…。

それだけアイドル大国となっている日本で、幾多のライバルたちから一歩抜きんでるためには、このアイドルは何かが違う!と思って頂かなければなりません。アイドルはもはや「面白い事をして知名度を上げたもの勝ち」なところもあり、隙間産業と言わんばかりに、様々な「アイドル+α」が存在します。

例えば、高齢であったり、既婚者であったり、メンヘラであったり、果ては風俗嬢であったりと、アイドルという単語とこれまで結びつかなかった種類の人たちも「アイドル」を名乗り始めています。

王道清純派のアイドルなんて、3周くらい回って今や逆に新しいのかもしれません。

私が所属する地下アイドルのグループは、注目度を上げるために、グラビアを始めました。それも、水着の面積が凄く小さい過激化に転がっていこうとしています。

その理由は、私たちの力不足で、グループの人気が延びないからです。自分のグループを悪く言いたくありませんが、然したる特徴もないので、注目度も高くありません。

地下アイドルが好きなかたたちにグループ名を言っても誰も知らないと思います。

そんな私たちが注目度を集めるには、脱ぐしかない。それが、社長の打ち出した方針でした。コロナ禍の影響で、ステージに立つ機会がゼロになったことや物販が全く売れない(一応オンライン販売もしています)事で、グループ存続の危機となっています。

元々、社長は一刻も早くグラビアをやりたかったようなので、仕事がゼロになっている今こそグラビアを始める好機と思っている節があります。

前の記事にも書かせて頂きましたが、私はグラビアをやりたくありません。

私は不自然な状況下(海やプール以外など)で水着であることや、女性的である部分を強調することに違和感を抱くタイプだからです。

JKMAXで私と会ってくださったことのあるお客様でしたら、私がいつもどんな私服を着ているかご存知かと思います。どうしても女の子らしいヒラヒラとした可愛らしい恰好が苦手です。

それに加えて、写真や動画はいつまでも残るということも抵抗があります。事務所の社長さんや他のメンバーに「気にしい」と言われますし、JKMAXの店長さんにも「自意識過剰」と思われているかもしれませんが「嫌だな」という違和感がある以上、私には無理でした。

結果として、今は私だけがメンバーでグラビアを公開していません。公式発表では「体調が整ったらグラビアデビューする」と書かれていましたが、私はこのままグラビアはやらないと思います。それでグループを首になったとしても仕方ないです。

私の考えがもしかしたら変わるのかも分かりませんし、恐れてばかりいては何もできません。

それでも、なにか大胆なことをするときは「もしかして考えが変わって後悔する日がくるかもしれない。それでもやるの?」と一呼吸おいて自分に問うべきです。

JKMAXの面接に行く時もそうでした。

面接で違和感を抱いたり、無理な事があればすぐに辞めようと思っていたんです。

でも、予想に反してJKMAXは私の自由を尊重してくれましたし、お客様も嫌な事をしてくる人は居ませんでした。どうしても合わないお客様に当たってしまったときは、店にその事を相談すると「指名NG」にしてくれていたようです。

私は今まで色んなバイトをしてきましたが、1番続いているのはJKMAXです。その大きな理由は「嫌な事はしなくていい」という文化があるからと思います。逆に、1番すぐに辞めてしまったアルバイトはレストランです。それもミシュラン星つきレストランでした。

ミシュラン星つきレストランでアルバイトする事になったきっかけは単純で、事務所の社長さんのお友達が経営しているお店だからです。私はレセプションという、入り口でお客様の予約を確認し、コートや大きな荷物をフロントで預かって、その後席までご案内するだけの役割でした。

接客の仕方については、厳しく教わる事はありませんでした。ただ、芸能関係のかたもよく訪れる高級なレストランだけあり、失礼な事が無いように自然と言葉遣いや立ち居振る舞いが畏まります。

レセプションのアルバイトは、普段はモデルをやっているとか、レースクイーンの卵とか、そういう系の女の子ばかり集めていたようなので、みんながお金持ち向けの丁寧な言葉遣いをしろと言われても無理な話でした。私たちはしどろもどろになりながらも、レセプションのアルバイトをこなそうと必死でした。

先にお連れ様が席に到着されていたお客様が入店された時「お連れ様の席へご案内致します」的な事を丁寧に言いたかったのですが、瞬時に変換できずに

「約束の場所へお連れします・・・」

と、しどろもどろになりながらご案内していました。なんだか時の番人が時空を超えていざなってくれそうな、無駄に神秘的な言い回しになっていました。

そして私が毎回焦ったのは、海外のお客様が来店した時です。レセプションには英語が喋れるスタッフが常注していましたが、彼女が海外のお客様のオーダーを取りに行くなどして、出払ってしまうタイミングがあったのです。そんな時は、私が拙い英語で接客をする他ありません。

「ハロー!(威圧)」
「ドゥーユーハブレザベーション?」
「フォローミー!」

この3つと笑顔とボディーランゲージで何度か訪れた危機を乗り切りましたが、そんなこんなでバイトが楽しいと思ったことは1度も無く、全てが嫌でした。バイトの時間が近づくにつれて憂鬱のあまり体調を崩す事が多く、辞めてしまいます。事務所の社長に「せっかく友達の店を紹介してやったのだから続けろ」と怒られてしまったのですが、どうしても無理でした。

話が脱線しましたが、話をグラビアに戻します。

この記事を読んでくださっているJKMAXのお客様は

「ひかるはそんなにグラビアが嫌って事はJKMAXでもそういう事はNGなんだな」

と思ってしまうかもしれません。

でもそれは誤解です。

私は不自然な状況下でそういう事をすることに違和感を抱いてしまうのです。

自然とそういう事になるのなら違和感はありません。

だからあなたとホテルで2人過ごしていて、自然とそういう感じになることはあると思います。

誰と過ごしていてもそうなる事は絶対にありません。

こんな事をしているって事を社長やメンバー、それにファンの方が知ったら凄く驚くかもしれません。

でもJKMAXではありのままの普段の私を出せていると思います。

アイドルとしての私には出来ないことがJKMAXの私なら出来ます。

それが凄く自然な事として違和感なく出来ますし、そんな自然な私を引き出してくださる仲良しのお客様にはいつも感謝しています。

私は仲良しのお客様に合わせて予約出勤していますが、もしこんな私と会ってみたいと思ってくださる方が居ましたら、お会いしてお話をしてみたいです。

JKMAXの紹介文でも時々ネタにされていますが、私はSNSが凄く苦手で嫌いです。プライベートでもアカウントは何も持っていません。LINEも同年代の女の子と比較すると全然使っていないと思います。

お店のTwitterも全然更新できないので、私はどんな人なのか分からないのに、指名する事は怖いですよね。先日、初めてお会いしたお客様から「ひかるって本当に居たんだ」と言われてしまいました。

そんな私が好きなのは、私の事を好いてくれる方と2人で楽しく遊んだりお喋りしたりする事です。

まだまだお話したい事や知ってほしい事もありますが、これ以上沢山書くと前の記事みたいに「長い!」と言われそうなので、今日はここまでにします。

こんな記事を読んでくださり、ありがとうございました。
あなたと会える事を待っています。

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