「名探偵ヨシノによる日報の謎解き」拝読しました。よしのさんの魅力ですか?推しを語ることほど難しい課題はありませんが、なんだろう、その裏表のなさですかね。目の前の事に一生懸命でいい加減にして済ませないところ。それは優等生的って言うのではなく、むしろ逆に、そうとしか生きられないヒリヒリとしたお人柄なのだと思います。
キャストさんの中にはお客さんの話に合わせ、お客さんが求める像を演じてくれる方もいると思います。でもよしのさんはそうではなく、似て非なる存在。頭がよく引き出しの多いよしのちゃんは、お客さんが求めるアラカルト・メニューを瞬時に組み立ててしまう天才シェフ型。ないものを演じているのでなく、自分の中にあるものを見繕って出しているので嘘がない。だからどんなお客さんも自分に正面から向き合ってくれるよしのさんに惚れてしまうのだと思います。
だとすれば個々のお客さんが見ているよしのちゃんは実は様々なのかもしれないけれど、自分が見ているよしのちゃんはここにしかいない、と思えるから不思議に嫉妬心も生まれない(…と強がり)。
「謎解き」の中で「(人生が)破天荒な展開になることが多い」と言っていますが、まさにそれ。心配になってしまうような危なっかしさもあるんだけど、それも隠さない。そんなところが保護欲を掻き立てるのかもしれませんが、保護なんてヤワなものは多分本人は望んでいない。そんな芯の強さがある。ハートとたくましさを兼ね備えているなんて最強じゃないですか。
ただリアルとの一線は画さないとならないし、そこはよしのちゃんが一番よくわかっている。だから軽々しく踏み込もうとしたらしっぺ返しもきっと喰らう。僕も互いのためその境界にはいつも気をつけているし、それでもまだまだ話題は尽きないのだけど、テンポを変えたくなったらお散歩はうってつけ。観光はそれ自体が話のネタだし、計画する時間もまた楽しい。同じようなことを考えるお客さんも多いから彼女はお散歩マスターなのでしょうか。
でも何事にも一生懸命なよしのちゃんは顔には出さないだけで、人知れず疲れていることもきっと多いはず。お客さんは彼女に甘えるばかりでなく、彼女に対する気遣いも見せられる方であって欲しいなと勝手ながら思います。以上、いちNAKAYOSISANによる推しの推し量りでした。推し売りはいたしません。